「ブラウス」と「ワイシャツ」の違い

ワイシャツは男性用、ブラウスは女性用のシャツという捉え方が一般的ですが、それぞれ起源が異なります。ワイシャツには、着用することによって上着が汚れないようにする下着の役割がありました。一方ブラウスは最初から上着として、それ一枚で着られるように作られています。ワイシャツに比べブラウスの方がゆったりと着ることができ、デザインも豊富です。諸説ありますが、裾をボトムスの中に入れる際に生じるトップスの膨らみ、「ブラウジング」がブラウスの語源といわれています。

上流階級の女性が着用していたため、使用人に服を着せてもらう際、対面からボタンが留めやすいよう前身頃の左側にボタンが付けられているのがブラウスの特徴です。ワイシャツは自分で脱ぎ着するため、右側にボタンが付けられています。これは一般的に右利きが多いことに由来します。

ブラウスの着こなし方

ブラウスは素材やデザインの種類が豊富です。フリルやレース、タックなど装飾的なデザインが多く、素材も綿だけではなくポリエステルやレーヨン、麻など様々なバリエーションがあります。ブラウスの着こなしで大事なのはボトムスとのバランス。例えば、ギャザーやフリルなどボリュームのあるブラウスには、上品なタイトスカートなど、シンプルなボトムスを合わせるのがおすすめです。最近ではウエストに切り替えがあり、裾が広がったタイプのペプラムブラウスも人気です。腰の位置が高く見せられるので、ウエストは細く、脚は長く見えるという効果が期待できます。ショート丈のペプラムブラウスに、ワイドパンツとヒールを合わせれば、より脚長効果がアップします。

柄や素材によって季節感を意識すれば、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。ぜひ色々なブラウスにチャレンジしてみてください。